生の湯石鹸

強羅の木々

由緒
小さな宿の石鹸

 昭和二十四年から続いてきた小さな宿。
 創業間もない頃には、白濁の引き湯。先代は苦労の末、新たな源泉を、緑の庭の中に掘り当てました。
 湧き出でた温泉は、無色透明、肌になじむ、さらりとした、やわらかい湯でした。

 先代の意志を引き継いだ父 英之助は、常々〝お湯も宿も生きもの〟と、日々手をかけることの大切さを語り、その湯を『生の湯』と名付け守りました。

 ある日、父の友人でもあった石鹸匠人が、『生の湯』に合う良質の石鹸を、お客さまのためにと、届けてくださったことをきっかけに、小さな洗顔石鹸が客室に置かれるようになりました。

 時は流れ、宿も先人も彼方となった今もなお重みを増す先人たちの〝人を想う気持ち〟。
 そのつながりがつくりあげた石鹸。

 かけがえのない日常や旅先での特別なひとときに、また贈り物としてご愛用いただけたら幸いです。

 手のひらでゆっくり泡立てることが洗浄と保湿を豊かにする肌にやさしい製品でございます。

「生の湯石鹸」の復刻にあたって鈴木 芳子

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